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にゃんにゃんの日 [その他 2次創作]

こんばんは!

2月22日です。そう、にゃんにゃんにゃんの日。

ちなみに今年は平成25年なので「ふたごでにゃんにゃんにゃん」らしいですよ。

双花は残念ながら双子ではないですが、一応にゃんにゃんの日を書いてみました。

間に合った???

まじで猫さんです。それもにょた絳攸。

大丈夫な方は続きからどうぞ











2月22日

雲ひとつないお天気。
今日は飼い主の黎深様も奥さんの百合さんも出かけていてひとりぼっちだ。
・・・・さみしいなぁ。百合さんや黎深様になでなでしてもらいたいのに
最近、妙に体がうずうずして気持ち悪かった。
二人が帰ってきたら、いっぱい遊んでもらおう。そうしたらこの気持ち悪いのも無くなるに違いない。
そう思いながらひなたぼっこしていると何かの気配がした。
庭を見ると塀の上に黒い猫がこっちを見ていた。
・・・・あの猫だ
ときどき塀の上に座ってこちらを眺めている猫。
話したこともないのに、真っ黒の瞳を見ていると体のうずうずが酷くなった気がした。
鎮めたくて体をガラス窓にこすりつけていると、いつもは開かない窓が開いてしまった。
「やっと会えたね」
驚いていると黒猫がそう言って入ってきた。

*

「誰!?勝手にここに入ってきちゃダメだよ!」
「名前は楸瑛。開けてくれたのは君だよ?君はなんていうの?」
「開けた訳じゃないよ。・・・・絳攸って呼ばれてる」
「発情期は初めて?」
聞いたことのない言葉に首をかしげると、黒猫、楸瑛が笑った。
「何がおかしい!?見ればわかるだろう?まだ成猫になったばっかりだよ。
知らないことがあったって仕方ないだろ!」
「悪かったよ。初めてなんだね。体がうずくでしょ?」
「お前もそうなのか!?」
自分だけじゃないと思って聞くと違うと言われて落ち込んだ。
「気にしなくていい。雌はそうなるんだよ」
おいでと言われて、近づくとそっと体を舐められた。
迷子になる前、兄弟たちと母猫に舐められていたことを思い出す。
そのときよりも気持ちいい。
もっと、もっとして欲しくて楸瑛に言われるまま、尻を上げた。

*

散歩でたまに使う塀の上から銀色の子猫を見つけたとき、この子だと思った。
情報通の婆さん猫に聞いたところ、最近この家に拾われたらしい。
それからは気になって子猫を見に通った。
すくすくと大きくなって美猫に成長しているのがうれしい反面、この家の飼い主は絶対子猫を外に出さないから会うチャンスが無くてがっかりした。
そんなある晴れた日、いつも通り塀の上から銀猫を眺めていると、様子がおかしかった。
・・・・これは、もしかして
数日前から近所の雌たちが発情期に入っていた。でもあの忌々しい窓が・・・。
そう思っているとスッと窓が開いたのが見えた。
鍵をかけ忘れたらしい。このチャンスを無駄にするわけにはいかない。
慌てて庭を駆け抜けると隙間を広げて家の中に入りこんだ。
警戒する銀猫から甘い匂いがふりまかれて、自分も発情しはじめる。
慣れた雌なら一気に進めるのだけど、成猫になったばかりだとそうはいかない。
名前を聞き、体を舐めて、発情期のことを教えていく。
最初は喧嘩腰だった銀猫、絳攸もにゃあにゃあと甘えた声を出して、言うとおりに
交尾の姿勢になった。

*

首を後ろから噛まれて、揺さぶられる。
気持ち良くて、気持ち良くてたまらなかったのに、急に針に刺されたような痛みが体に走った。
「何するっ!」
怒鳴りつけて噛みついたけれど楸瑛は怒らなかった。
「大丈夫だった?」
「大丈夫じゃない!すごく痛かったんだぞ!」
涙目で体を丸めて睨みつけると労わるように顔を舐められた。
「雄の性器にはとげがあるから・・・でもこれで私たちの子どもができるんだよ」
「子ども・・・?」
「そう、君に似て銀色かな?私に似て黒い子かもしれない」
痛かったけれど子どもと聞いてワクワクした。
「・・・・・黒いのがいい」
「目は絳攸みたいに綺麗な色がいいな」
顔を舐めてもらって、二匹で寄りそって寝ていたら飼い主が帰ってきて楸瑛は追い出された。
「藍家の馬鹿猫が!」
藍家ってところの猫なんだ。また来てくれたらいいのにな。
怒り狂う飼い主をよそに絳攸はふわあ~っとあくびをして眠りについた。






書くために猫のこーびについて真面目に調べてみたりしました(笑)

あの、ケンカしてるような声って、雌が痛くて殴りかかってる声なんだって。
求愛と思ってたのでびっくりでした。
とげにも(笑)

猫さん飼ってみえる方には「違う!」って思われる箇所満載でしょうが、笑って許してくださいませ。
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